帰国子女入試を受ける子からの相談
どうも、生放送配信歴足掛け7年、プロ配信者、ゆづか(ゆづか☯️Yuzuka (@himeyuzk) | Twitter)
です。
先日、こんなブログを書いたところ、早速私の元へ相談にきてくれた子がいました。
やはり帰国子女入試(帰国枠)に関する情報が少なくて、自分が何をどうしていいか分からず、とても迷っているとのこと。(分かるよ!!!迷うよね!!!!)
本人に了承をもらい、ブログに書かせていただくことになりました。
-相談者さんのスペック-
- 現在カナダに留学2年目、卒業するころには3年滞在
- 日本の大学、具体的には早慶上智を希望
- 数学と化学の成績が良く、社会の成績がイマイチだったから理系?と自己分析
- しかし本人は総合政策学部や、経済学部を現在検討中
- TOEFLibtの点数は現在88点
-相談内容-
- 帰国子女入試についてとにかく知りたい!
- Grade12(高校三年生)でとる科目を迷っている
- TOEFL対策ってどうしたらいいの?
- ゆづかさんはTOEFLと成績どんな感じでしたか?
- 周りに帰国枠経験者いないし、とにかく色々不安!
ということで早速これを引っ張り出してきました!
カナダ時代の成績、高校卒業証書、そして大学合格証書など、正式な文章が詰まった思い出のファイル!
こちらを参照しながら質問に答えていこうと思います。
まず相談を受けた時の率直な感想。
- あと1年カナダに在籍するのだから、TOEFLの点数は100超え可能と予想
- 上位私立だけじゃなく国立も視野に入れるべき
- 帰国枠だけでなくAO入試も視野に入れてね
- 理系かも?は錯誤の可能性大(後述)
- Grade12の科目選択は大学受験を視野に入れて慎重に
すでに直接答えたところもありますが、書いていきますね~!
私の入試時点での成績など
TOEFL:96点
TOEIC:880点
合格した大学
・早稲田大学法学部(第一志望)
・早稲田大学文化構想学部
出願したものの受けなかった大学
・慶応義塾大学総合政策学部 AO入試 (一次試験合格、二次試験辞退)
以下、私の高校の成績です。(カナダ、ブリティッシュコロンビア州2012年卒)
今見るとなんと無駄の多い科目選択…
まさにあの時色んなことを知っていたら…と思う点ばかりです。
ちなみに私は高校1年生は日本の高校に通っていたため、その単位の単位互換(トランスファー)をしています。
またJapaneseのクラスに関しては中学3年間の国語の取得単位のトランスファーです。
いかに中高時代成績が良くなかったか分かる資料ですね…あはは(;´・ω・)
私の名誉のためにこれだけ書かせてください(笑)
最終学年はHonour Roll(学内成績優秀者)にのったりしてましたよ!
さきほど「理系かも?は錯誤の可能性大」と書きましたが、教育システムの違いで、日本人にとって数学や化学はいい成績が取りやすいと思っています。
実際に私もAを取得しています。(私がいた地域ではA+はなく、Aが最高グレード)
また同時期に留学していた日本人も同じようにいい成績を収めていました。
本当に自分が何を大学で専攻したいか、熟考してから入るべき…(今現在本当に法学部選択でよかったのか悩んでる先輩より笑。)
Grade12の科目選択を先に考えてしまおう
前回のブログで慶応法学部の例を書きましたが、必修科目以外に何の科目の単位をとったかによって、出願できる大学や学部が異なります。
私は本当に無知だったので、こんな選択になってしまっていて、今改めて自分の選択を見返しても…本当に後悔しかありません。
どうか悔いのない科目選択をして欲しいな、と思います。
Grade12の一年間でどんな科目を取得し、どんな将来を描くか。
そのためには情報をできる限り集めて、今から逆算して考えるべきです。
本来なら「学びたいこと」を優先して自らカリキュラム作成するのが本質なのでしょうが、大学はオールマイティではなく専門分野について学べる場所。
本当に自分が学び・身に着けたいスキルはなんなのか、考えてみるといいよ。
ちなみに私は理系に行かなかったことを、後悔しています。
どこで情報収集したらいいの?
帰国子女入試って情報が一元化されていなくって、これ悩みますよね。
それぞれの大学の公式サイトを見よう!
帰国生入試|学部入試 日本語プログラム|早稲田大学国際アドミッションズ・オフィス
目を通していて気付いたのですが…「早稲田の試験内容が変わっている…」
私が受験した際はTOEFLなど共通テストのスコアは関係なく、入学試験で英語を解く、一般入試と変わらない形でした。
しかし今はTOEFLのスコアで決まってしまう=出願までにいかにTOEFLのスコアを上げられるかが重要ってことですね。
ちなみに私は公式のTOEFL対策本を友人から借りて対策していました。
私が出願した際の早稲田の入試は1:現代国語 2:小論文 3:外国語 の3科目の試験があり、総合点で合否が判断されるという形でした。
ちなみに学部によって重視する科目が異なり、商学部は英語の比重が大きかったです。(2012年の情報)
2年しか滞在していない私と10年以上英語圏で暮らしている子では、英語能力に大きな差があるのは当然です。
ではどこで私がアドバンテージをとれたかというと「小論文」と「現代国語」です。
英語圏で長く暮らしていた子は英語がアドバンテージであると同時に日本語がネックポイント。
予備校にいた子の中では、英語は問題ないのに、小論文が全く書けない…なんていう帰国子女の子もいました。
私は昔から本を読むことが好きで、新書などもカナダに持っていたりしていたので、その経験が役立ったのだと思います。
カナダで残された大切な1年の中で、日本語の本を読むべきだと断言はしませんが、もし余裕があるのであればいくつか本を読んでみてはいかがでしょうか?
参考までに個人的に最近読んで面白かった本を紹介しますね。
3年の滞在でしたらTOEFLは私の96点以上に伸びると思います。
しかし現在の試験スタイルに移行してから、合格するためにはどのくらいのTOEFLの点数が必要か否かは正直わかりません。
以前の記事でも紹介した、帰国子女対策専門の予備校に入学の問い合わせもかねて一度聞いてみるのがベストだと思います。
大学受験科 海外帰国生コース | 関東・甲信越 | 海外帰国生 | 大学受験の予備校 河合塾
予備校に行くことは絶対ではありませんが、折角受験するのであれば万全を期した対策をするに越したことはないので、個人的には行くことをおススメします。
実際に入学後、知り合った帰国子女入試で大学に入った子たちも、この三大予備校に通っていた子がほとんどでした。
まとめ
長くなっちゃったけど、少しは参考になったかしら…?
情報が少し古く、また早稲田の入試に偏っていて申し訳ないです。
第一志望だったということもあるのですが、早稲田が試験も合格発表も一番早いため、私は実質入試は早稲田の帰国枠しか受けていないのです。
正直にいうと帰国枠で早稲田に落ちた子は多かったです。
何故なら一番最初に行われる入試であるため、志望校に関わらず、国立志望の子も含め、ほぼ全員がとりあえず早稲田の試験を受けるからです。
帰国枠で不合格でも心配しないで!
何故ならその後の早稲田大学政治経済学部AO入試で、多くの早稲田大学第一志望の子は合格の座をつかんでいましたから、帰国子女には色んな大学合格の攻略法があります。
どこの大学に行くかって大きな選択で、不安になることは当然だけれども、この情報が少しでも役立つといいな(*''ω''*)♡
概要や詳細は書けたと思いますが…他にも疑問点や質問などあれば、今後留学する方もお気軽に質問してくださいね!