ゆづか姫のそれいけ

アベノマスクブラポスターではお騒がせいたしました。配信に関することをメインに高校時代に留学した頃の話から早稲田での話、犬の話なんかもしちゃうよ!

帰国子女の大学入試について

 

どうも、生放送配信歴足掛け7年、プロ配信者、ゆづか(ゆづか☯️Yuzuka (@himeyuzk) | Twitter

です。

 

8月も中旬!まさに日本では9月から本格的に始まる帰国子女入試の準備で忙しい時期ですね!

ということで、今までのエントリとは打って変わって、今回は日本の大学の帰国子女入試に関して概要・体験談を書こうと思います。

なお、そのまま海外の大学を考える人にとっても少しでも有益な情報になることだと思います。

私は帰国子女入試制度を使って早稲田大学法学部へ入学しました。

 

 

この結論をブログの冒頭に持ってくるか、最後に書くか悩みましたが、海外のコンクルージョンファーストの文章構成らしくあえて冒頭に書きます。

 

人生は「Never too late」

遅すぎるなんてことはなく、迷ったらいつでもまた方向修正すればよい。

でも早いに越したことはない。

 

このブログは今後単身留学を検討している中高生現在まさに留学中の人たちの参考になったらいいなと思います。

きっとそういう野望を持った子たちは反骨心が人一倍大きいから「人の意見なんて聞かない!」っていうと思うけどw

そんなことも知らなかったの!?って馬鹿にしてくれて構わないから、一読してほしい。

実際に私のような悩みを抱えた留学生・帰国子女たちを間近で見てきたからさ。

 

 

 

 

 

 

  •  私の留学生活概要

 

私は2010年~2012年にかけて、カナダのブリティッシュコロンビア州に2年間住んでいました。

最初は生活に慣れることや、英語の勉強で必死で、「今直面している問題と向き合うこと」に精一杯でした。

特に私は英語は赤点②YESとNOしか言えない③結構勢いで留学を決めた(留学決めて自分でビザをとって2か月後にはカナダに住んでみた)と、三拍子つきでしたので、毎日生きてくだけでも大変でした。

そのため最初にとった授業は確か「数学」「カフェテリア」「クッキング」「英語」だったかな?

あまり英語ができなくても大丈夫そう、そんな科目を選択しました。

しかしカナダでの生活にも慣れ全体的に余裕が出てきて、いよいよ将来のことを考えた…ちょうど留学1年経ったあたりです。

「あの時ああしておけばよかった…」という自己の選択の後悔に悩まされることとなります。

留学、特に単身で留学することを決めることは大きな決断であり、また日本の高校のように進路に関する選択が一元化されているわけではありません。

つまりある意味導いてくれる人やロールモデルとなる人が身近にいないことが多い。

そのため、なおさら「今直面している問題をどう解決するか」というところに比重が行きがちなのですが、気付いた時には自分の行きたい道から遠ざかっていたということになっていました。(後述)

幸い、TOEFLibtなどの共通テストは早い段階で準備していたので、他より少しいい点数がとれていて、助かりました。

断言します。

どの国においても、共通テストは早めに受けて傾向と対策をねるに越したことはありません。

日本にいない間の方が点数も取りやすいし、早めに対策してしまいましょう!

 

 

 

 

  • 帰国子女入試制度って?要件は?

日本の帰国子女入試は、通常の大学入試と異なり、大学や学部によって求められる要件が異なります。

TOEICTOEFLだけでなく、高校でどの授業をとったかなども加味されます。

教育制度が国や州によってまちまちなので、一概には言えませんが、海外の高校は自分でどの授業をとるか選択することができます。

もちろん卒業に必要ないわゆる必修のクラスもあり、その他の科目を自分で選択することになるのですが、この選択が後々大きなファクターとなります。

 

 一例をあげましょう。

慶應大学法学部に帰国子女入試制度を使って入学するためには「Law」またはそれに準ずるクラスの単位をとっていなければならなかった。*1*1

私はこの時点で、帰国子女入試を使った慶應法学部への入学を諦めるしかありませんでした。

なぜならばこの要件を知った時点で、Grade12(高校三年生)の科目選択は終わっていたし、Lawまたはそれに準ずる科目が私の高校にはなかったためです。

仮にその時点でこの科目の単位を取得するためには以下の方法がありました。

①サマースクール制度を使い夏休み期間中に単位を取得する

②同じ学区の他の高校にはLawのクラスが設置されていたため、学区と掛け合い他の高校で単位を取得する

第一志望の大学であればどちらかのアクションを取っていたかもしれませんが、私は慶應より早稲田に行きたかったので、どちらの選択も行いませんでした。

慶応義塾大学は法学部以外の学部でも、取得単位を重視する傾向があるので、慶應に行きたい方は気を付けてね。

 

また一時期は、雄大な大地を有するカナダで、畜産に特化した獣医大学に入学することも考えていました。

しかし海外の大学こそ、日本の帰国子女入試以上に高校で何の科目を取得したかが重要視されます。

獣医学部に入るには生物・化学・物理の3つ中から2つの単位取得が要件でした。

Grade12からどれかの単位をとることは認められず、基本的にはGrade11(高校二年生)から科目を選択するという2年のカリキュラム構成であったため、気付いた時にはGrade12で取得できる単位が限られてしまっていました。

 

 

 

  •  日本の大学に帰国子女として入ることを決めたらどうしたらいいの?

 

さて、経緯はさておき、日本の大学に入ることを決めた私。

2012年6月末にカナダの高校を卒業し、帰国してすぐに入試の準備に取り掛かりました。

具体的に何をしたかというと…「予備校に入った!」

日本らしいですよね(笑)

これはあくまで大学に入学した後の個人的考察ですが、大半の帰国子女と呼ばれる子たちが予備校へ入り、大学入試へ備え準備をしています。

駿台 ・代々木ゼミナール ・河合塾

有名どころも、一般入試と同じかと思われます。

どこの予備校がいいかは他の予備校に行ったことがないから分からないので、自分のフィーリングがあうところを探してください。

予備校に通うメリットを書きます。

 

入試・勉強面

  • 著作権関係で非公開の過去の入試問題を予備校側が持っている
  • 帰国子女という立場を生かしたAO入試にも対応
  • 帰国子女入試に特化したカリキュラム
  • 個人授業などが充実しており各々の苦手分野の充分にカバーができる
  • 受ける大学によって面接などの模擬試験もしてもらえる

その他の面

  • 帰国子女ばかり集まるから日本ずれした感覚でも気楽
  • みんな他人に寛容
  • っていうか雰囲気が一般的な予備校などと違う
  • 気楽に付き合えるて自分と似た経歴を持っている子たちばかりだから、長い付き合いになる

 

多分、入試や勉強面に関して享受できるメリットは、他の予備校と同じです。

ストラテジックにいかに入試をクリアするか、という点に特化しています。

1点大きく異なるのは、個人に対する講師軍のフォローが充実していという点です。

この点予備校により差はあると思いますが、大学によって入試で求められるものが異なる帰国生入試にとって、この制度はかなりありがたかったです。

海外生活の方が長い子にとっては日本語が一番のネックポイントだし、私のように2年しか留学していないような場合には外国語*2が一番苦手な分野です。

*2

個人の実力が平均値化できない帰国子女たちは、同じ授業を受けても理解度が半端なく異なります。

また受ける大学により「帰国子女」として求める能力もまちまちなこの制度において、個人的なフォローアップは必須といって良いと思います。

 

次に挙げたその他のメリット、振り返ってみればこの経験こそ、帰国生専門の予備校に入った最大の良かった点かもしれません。

雰囲気を言葉で説明するのがとても難しいので、箇条書きにしますね。

・入試まで一ヶ月なのに水風船で昼休み遊んでる(みんな結局受かったけど水浸しにしてスタッフさんに怒られた)

・少ない時間の中で勉強は頑張るけど、同じくらいお昼のチョイスも真剣

・今までの生活文化が抜けない人たちのカオス空間、多様性

・誰が何をしてようがあまり興味がなく、誰かを蹴落とす・嫉妬・敵対心などは極めて少ない

 

日本に帰国して一変した文化の中で、浮いたもの同士、割と意気投合しやすいです。

そんな者が一堂に介しており、ルーツは日本人でもまさに局所的人種のるつぼ、あんなカオスな空間はなかなかないと思う…。

また冒頭に「反骨心を持った子たちが多い」と書きましたが、つまりそれって軸がある人間が多いんです。

だから大学生活が始まっても、なんだか他とは良くも悪くも「違う」大学生だった子が多く(人のこと言えない)いろんな意味で心に刺激もゆとりも持てます。

そして帰国子女入試は、応募人数に対して合格人数が用意されている座席が少ない入試制度です。

つまり一般入試以上に合格の席の奪い合い。

一緒に水風船投げてたふざけてた相手が、当日試験会場で隣になることすらある、とても身近なライバル。

でも蹴落とすとか、自分だけ落ちて嫉妬からの嫌がらせとかは、基本的にないです。

むしろ先に合格の座を獲得した相手に、落ちた相手からお互いをたたえあうため握手を求めるような関係性。

「WelcomeはしないけどRespectはする」(英語的ニュアンスで)なんて講師の方が言っていましたが、まさにそんなかんじです。

バックグラウンドは異なれど、お互い「個」として認め合う仲の友達。

濃密な付き合いをしている訳ではないけれど、あの時仲良くなった子たちとは未だに節目節目で連絡を取り合ってます。

例えば私なんかは大学に入ってから休学してみたり、犬のこと勉強してみたり、まさにニコニコ動画のカテゴリのような「~してみた」っていう生き方をしているけど、全然寛容だね。

むしろ興味持って話きいてくれて、そこに嘲笑みたいなものは一切存在しない。

これはどの環境でも言えると思うけど、仲の良い子に限るけどねw

 

 

 

 

 

 

 

日本の大学の帰国子女入試が本格的に始まるのは、だいたい私立大学は9月から・国立大学は11月からです。

今年の受験生はもう入試間近!

どうしても入試期間が始まる前にこのブログのエントリを書いておきたかったんです。

まだまだ書き足りないことばかりだけど、一通りは書けて良かった。

 

実は配信を通して私を知ってくれた現在留学中という子から、相談のDMが来ていたんです。

基本的にDMは返さない(不公平になっちゃうから)のだけれど、その子の悩みを聞くと過去の自分と重なる部分があって。

その話を聞くうちに、私の経験でも、文章にして残しておけば、いつか誰かのためになるかなって思っちゃってね(*''ω''*)えへへ

なんだかんだでカナダにいた経験は私の「今」に大きな影響を与えているのでまた機会を見つけて色々書くよ~!

 

 

質問や相談などあれば、匿名で構いませんので、ぜひコメントしてくださいね。

私に答えられることはなんでも答えますよ( *´艸`)

 

 

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*1:2012年当時

*2:外国語としたのは、皆が英語圏や主要言語会話国からの帰国子女でないため。