Twitch オフィシャルパートナーになる方法、条件は?
どうも、生放送配信歴足掛け7年、プロ配信者、ゆづかです。
今日はTwitchオフィシャルパートナーになるにはどうしたらいいかについて書こうと思います。
インターネット上にある日本語の情報は昔の情報が多く、Twicthのパートナー申請ページも英語がほとんどだったりと、なかなか不便なものです。
今回の記事では、私がパートナーになる前に疑問に思っていたことを土台に以下のように書いていこうと思います
①そもそもオフィシャルパートナーとは
②私はどのようにしてオフィシャルパートナーになったのか
③英語ができなくても申請できる?
なおパートナーシップにとどまらず、Twitchに関する質問・疑問大歓迎です。
まず①オフィシャルパートナーとは何か?という点ですが、Twitchで公式チャンネルを持っている配信者という認識で良いと思います。
オフィシャルパートナーになると、配信でマネタイズできるようになります。
マネタイズの方法としてみては
・広告を流すことができる(広告収益)
・CheersというTwitch公式のドネーションが受けられる
・サブスクライバーさん(月額のチャンネル会員)からの収益
この3つがメインとなります。
ちなみにstreamlabというTwitchと提携している外部サイトを利用することで、オフィシャルチャンネル保有者でなくても、ドネーションを受けることが可能です。
↓こんな感じです(尚、日本ではPaypalを介しての送金のみ)
さて、本題のオフィシャルパートナーになる方法ですが、一説ではこのように言われています。
・Twitchのフォロワー数が最低1000人いること
・同時接続がコンスタントに500人ほどいること
・週に3日以上配信をすること
あくまでこれは一説であり、これを必ず満たしていなくてもオフィシャルパートナーになれるのではないか。
そのように私は経験上思っています。
何故なら私はオフィシャルパートナーになったとき上記の要件を全て満たしていたのか?と問われると…
…全く満たしていません(๑˃̵ᴗ˂̵)
あくまで一例ですが、②私のTwitch配信履歴を具体的に綴らしていただきます。
2017年4月14日にTwitchでLeague Of Legends 通称LOL(ろる)配信を開始しました。
Twicthで配信を始めた動機は「ゲーム配信をするのにあたって今までの配信サイトではビットレートが足りないから違うサイトで配信しよ~」という単純な理由でした。
そのような配信中毒者の発想で配信を始めたので、新しいリスナーさんがいらしてくださるということはあまり考えていなかったのですが…
LOLというコンテンツは予想以上に強かった!
ありがたいことは数日で、今までのリスナーさんではない新しい視聴者さんが配信にいらしてくださいました。
そしてありがたいことにフォロワー数(コミュニティ登録人数)は毎日数百人単位で増えていきました。
そこで希望が湧いてきたのです。
「オフィシャルパートナーになれるのでは…!!!」
その時点で「週に3回の配信」しか条件をクリアしていなかった私です。
フォロワー数は増えるものの、その時点で800前後。
同時接続数は平均値で80前後。
しかしTwicthのパートナー申請の公式ページにはこのように書かれていました。
「もし一度申請を拒否された経験があっても、ためらわずまた準備が整ったら申請してください。一度申請が通らなかったとしても、一生Twitchオフィシャルパートナーとしての資格がないという意味ではありません。私たちはいつでも一緒に配信を盛り上げてくれる配信者(ストリーマー)を探しています!」
じゃあとりあえず申請すればいいんじゃない?
だめだったらまた申請すればよいのです。
思ったら猪突猛進にすぐ行動、パートナーの申請を行いました。
私のケースですが、パートナー申請のページが英文で書かれていたので英文で自己アピールをしました。
↓前回のブログ↓でも問題提起した点なのですが、Twitchは日本語での情報量が極めて少ない!!!!
そのため日本語で書けばいいか英語で書けばいいか分からなかったんです。
でもどうせ申請を出すならなるべく多くのTwitchの中の人に私の存在を知ってほしかったし、英文でアピールとかかっこいいじゃないですか( ˘ω˘ )えへへ
そんなこんなで英文で申請を出したのが、2017年4月17日。
オートリプライで返ってきたお返事は「申請が通るのに7営業日かかる場合があります、すぐにお返事がこなくてもがっかりしないでね」(英語!!!)
7日まったり待ちましょうと思っていたのですが、意外にもTwitchのアクションは早かった!
あれは4月20日、申請を送ってから3日後。
LOLでやっとフラッシュをゲットしたころだったと思います…
来たの…いきなり…ウィスパーが!(Twitch内のDMみたいなもの)
送信者はTwitchJapanの中の方で内容は以下の通りでした。
「ゆづかさんは近頃比較的高い頻度で配信なさっておりますが、Twitchパートナーにご興味ありませんでしょうか。パートナーチャンネル化いたしますとオリジナルスタンプを開放できます月間$5のサブスクライブボタン他、様々な収益化が可能になります。」*1
( ,,`・ω・´)ンンン?私、この前申請送ったばかりなんだけどなと戸惑いつつ、純粋にうれしかったのを覚えています。
足掛け7年配信していますが、7年前はユーザー公式チャンネルなんていうものは存在しませんでしたし、配信者がお金を払って配信していました。
初めての公式チャンネルだー!
私が喜ぶ前にリスナーさんが気づいちゃいました。
Twitchって誰がその配信を視聴しているかわかるのですが、運営サイドの方は特別なバッチが名前の前についているんですね。
ウィスパーを送ってくださった方以外に運営の方がもう1名みていらっしゃり、合計2名の運営サイドの方が見ていたのをリスナーさんはいち早く見つけていらっしゃいました。
喜びの瞬間をリスナーさんと共有できるのは配信者としてこの上ない喜びです。
話が脱線しました。
その時点でオフィシャルパートナーに英文で申請していたので、その旨を伝えると「すぐに許可だしておきますので追加情報の記入をお願いします」とお返事が返ってきました。
実際、メールはすぐに来たのですが、記入する情報が最初に申請した文章と全く同じ。
運営の方曰く、文章は全く同じでよいとのことで、コピペさせていただきました。
問題は配信言語という欄があり、1つの言語に絞らなければならなかったということ。
最初の申請では英文でアピールしたから英語としたのですが、実際には日本語の配信カテゴリにしてEngOKとタイトルに入れており外人さんも多数いらっしゃる、いわばバイリンガル放送でした。
そのためどちらがメインか悩んだのですがTwitchスタッフさんいわく
「どちらでもいいですが、英語にした場合担当者が英語になります」
とのことでした。
その時点で初めて担当者さんがつくのを知りましたが、それならば…ということで日本語を配信言語に選択しました。
配信言語を日本語にした現在もTwitchでは英語と日本語両方でリスナーさんとチャットさせていただいていますので、今となれば大きな問題ではなかったと思います。
そして改めてTwitchサイドからメールが届きました。(英語で)
記入しなければならない書類は2種類。
・本名や住所といった個人情報
・ウェブを通じた署名
前者はオフィシャルパートナーになり、支払いなどを行うために必要なもの。
Twitchがアメリカの会社でありそこから支払いを行うことから、アメリカ国籍の方の場合は税金的な記入欄がありましたが、私は日本人なのでここらへんはパス。
住所や名前を入れるだけなので簡単です。
ウェブでの署名は、ツイッチと公式パートナーとして契約を結ぶにあたり、ルールを守り健全な配信をしますという旨のサインです。
さすがアメリカ!署名社会!印鑑とか印鑑証明とかいわれなくて助かった!
この書類を提出し、2017年4月27日、Twitchオフィシャルパートナーである証「サブスクライブボタン」が晴れて私のチャンネルにも付きました!
そこからは有志の方がサブスクライブしてくださったり(放送は基本的に誰でも観ることが可能だが、一番のメリットとしては配信者をコンスタントに応援することができ、広告なしで配信が視聴できる)Cheersをいただけたりとオフィシャルパートナーらしく配信をしています。
最後に③英語ができなくても申請できるか?という点です。
結論から言うとできると思います。
堂々と申請書日本語で書いちゃいましょう!w
それで7営業日以内になにかしらのレスポンスがTwitchサイドからあると思います。
私の中には申請をする際に配信言語を「日本語」にすれば、TwitchJapanの方にその申請書が来るようになっているのでは?という考察があります。
以下想像も多く含まれていますが、私が同じ書類を2度提出したのは、「日本人の子が英語で申請してきたよ~」とTwitchUSよりTwitchJapanに報告があったからではないか?と思っているからです。
日本人なら管轄はTwitchJapanの方が管理する側も楽だと思います。
実際、他の日本人配信者さんがこちらの配信に対し誹謗中傷に近いことをされたことがあります。
その際もTwitchのほうに英文で状況を送ったのですが、最終的に対応してくださったのはTwitchJapanの日本人の方でお返事も日本語で来ました。
この点他の日本人配信者さんがどのような形でパートナー契約を結んでいらしてきたのかはわからないので保証はできませんが、パートナーになりたい方は一度日本語で送ってみてもいいんじゃないかしら?
先ほども引用しましたが、もう一度。
「もし一度申請を拒否された経験があっても、ためらわずまた準備が整ったら申請してください。一度申請が通らなかったとしても、一生Twitchオフィシャルパートナーとしての資格がないという意味ではありません。私たちはいつでも一緒に配信を盛り上げてくれる配信者(ストリーマー)を探しています!」
日本語で申請してだめだったら、その時考えてまた申請すればいいと思います!
1度ダメだったからダメなんていう考えは割と日本人的発想だとおもいますし、アメリカはnever too lateの国。
はっきり言ってTwitchは英語ばかりで配信者もリスナーも気兼ねする部分があると思います。
しかしあまり英語がどうとか気にせず、いっぱいチャレンジしたらいいと思います。
ちなみに私がパートナーになった後にアフィリエイトプログラムなど、いろんな新しい機能がTwitchにつきました。
公式パートナーでなくてもCheersを受けられるという制度で、6月末にはアフィリエイト配信者にもサブスクライブ機能がつきました。
これについてはTwitchJapanの日本語の記事があったので引用させていただきます。
そのためTwitchでマネタイズをするためには必ずしも公式パートナーになる必要はなくなりました。
門戸を広げ、様々なストリーマーが活躍してほしい、そんなTwitchの展望が見えます。
パートナーという名前の通り、配信を一緒に盛り上げるのが配信者と考えているTwitch。
最後になりますが、私はそんなTwitchの姿勢が好きでパートナー申請を決めました。
パートナーになってから既存の配信プラットフォーム「ふわっち」↓
https://whowatch.tv/profile/t:himeyuzk
との兼ね合いや、これでも早稲女なのでテストがあったりと1か月以上配信できない時間もありましたが、あらかじめ告知していたこともあるのか、リスナーさんも運営サイドもリアルを優先することに対して寛容なのはありがたかったです。
Twicthも好きだからパートナーやめさせないでね、悲しくなっちゃう。
しめは、Twicthらしく…Happy Stream!
Twicth
*1:ちなみにこのウィスパーの公開はその際に運営様より許可をいただいております